開放弦 KAIHO-GEN
観劇日 2006/7/29 マチネ
於:PARCO劇場
丸山智己 :遠山(農業を営む。バンド担当は作曲とギター)(役紹介:観劇定点カメラより)
水野美紀 :恵子(遠山の妻)
大倉孝二 [ナイロン100℃] :門田(遠山の仕事仲間。担当はベース)
京野ことみ :依代(村役場勤務。担当はピアノ)
河原雅彦 :進藤(売れない漫画家)
犬山イヌコ[ナイロン100℃] :素江(進藤の妻。売れっ子漫画家)
伊藤正之 :木戸(素江の担当編集者)
パンフレットは1500円位だったかな。買ってないからうろ覚え。
物販はTシャツも売っていたようです。
パルコのDVDもゾロゾロ売ってました。
ダブリン(初演)を買ってしまいました。
以下、超ネタバレ。未見の人は絶対見ないほうがイイス。
物語的には、あまりひねった部分はなく、
オバカな私でも「あれぇ?」な部分がない話でした。
とある田舎の話。田舎の有数の資産家安西の愛人だった恵子は、安西の子を妊娠。
突然変異(?)のカモで村の農家に億単位の被害をあたえてしまった遠山は恵子と結婚する事を交換条件に安西に借金をする。
その偽装結婚の結婚式の日から物語は始まる。
田舎で農業をやりながらバンドをやっている遠山、門田、衣代は、結婚式の日、自分たちが作ったインディーズのアルバムがダウンロード販売で空前のヒットを飛ばしていることを知る。
安西への借金を返し、偽装結婚を解消する事が出来るはずの遠山だが、何故か離婚に踏み切ろうとしない。
夫婦でありながら苗字で呼び合う不自然な2人。
そして、恵子からある事実を聞いた遠山はショックを受け、家を飛び出した途端車にはねられ右手の自由を失う・・。
昨日、オールナイトなんかやんなくて本当によかった。
予想通り、淡々とした静かな芝居でした。
前半、イビキぶっこいて寝ている人がいて、会場中にイビキが響き渡っていた時間が5分位続いたか。(笑)
正直、静かすぎてかなり「うーむ」な感じだったんですが、
ラストのエピソードでグッと。
恵子が一生懸命弾く「コードなし、開放弦のみ」の曲に遠山が作ったであろう新曲が重なり、切ないラスト。
が、恐らく予想するに、今日のマチネの役者さんの出来はあまり良くなかった気がします。
大倉君、丸山さんがセリフを噛んでました。
乗っているときに見ると、も少しよく見られたかな。
後、やっぱG2の演出は「それはどうよ」的な部分があった気が。
後、河原雅彦はやっぱりスカン。
チラシ:秋のナイロン「ナイスエイジ」の仮チラシ。
後、気になったのが、小須田さんとみのすけが出る8月にやる後藤ひろひとの芝居のチラシ。
ちょっと見たいかも。
サザンシアターなんだ。
サザンシアターと言えば、「席の通路から後ろに芝居がとどかねぇ!」と去年の夏の健康で言われていたあの「サザンシアター」である。
サザンシアターじゃなかったらよかったのに!(エライ言われよう)
ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?
作:エドワード・オルビー 演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 翻訳:徐 賀世子
出演: 大竹しのぶ 稲垣吾郎 ともさかりえ 段田安則
2006/6/26 ソワレ
於:シアター・コクーン
前に頭で絶妙に視界をさえぎるおばさんがいた。
携帯の電源を切らずにバイブってる奴がいた。
それ以外は概ね良好。
寝たらどうしよう、と心配していた私でありましたが、
いやどうして、非常に面白い芝居でございました。
段田安則、大竹しのぶ、うますぎ。
特に段田さん、すげぇ。
狂気、ヤナ感じ満載の会話劇。
マーサ(大竹しのぶ)主体に動くのかと思いきや、ジョージ(段田安則)がメインで動く
イヤな感じのゲームの数々。
愛なのか、憎悪なのか、現実なのか、妄想なのか。
叩きのめされた最後に、多分、希望。
ヒリヒリと緊張感がある芝居でした。
見に行ってよかった。
その昔、「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」で爆睡をこいた私だったので
翻訳劇はコワイコワイだったわけですが、やっぱ演出ってスゴイね。
拍手、拍手、拍手。
・見かけた有名人
手塚とおる
長塚圭史
ジャニタレ2匹(名前しらん)
手塚さんとすれ違ってラッキーでした。
後、皆さん。芝居を見るときはケータイの電源は切りましょう。
バイブって意外と響くから!
着メロは論外。
以上。
また明日☆
大人を見に行く時は、いつも雨で、
そしていつも一人である。(つっても2回だけどな)
本当は友人夫婦と3人で見に行くことになってたんだけど
ある事情があり、一人での観劇となった。
雨の下北沢。
淡々と観劇。
内容もかなりアッサリ目。
パンフ、多分なし。
変わりにこの芝居の脚本が売られてました。
以下ネタバレ。
時代は1970年。世間は「おおちゃか万博」で沸き返っている。
借金をしたまま姿を消した語り部博子(平岩紙)のおじいちゃんは
建設中の太陽の塔から落下してなくなった。
2人の娘(市川実和子・阿部サダヲ)を働いて働いて働き詰めで育てたおばあちゃん(荒川良々)は
おじいちゃんがなくなった後、少しづつ少しづつボケて行くのだった。
ボケたおばあちゃんは、おじいちゃんが死んだ事をすぐ忘れ、
「お父ちゃんがそろそろ帰ってくるから、お風呂沸かさなくちゃ」と呟き、
その度、「おじいちゃんは死んだ」と人から知らされ、その度悲しみにくれる。
「何度聞いても、すぐ忘れちゃうから、何度も何度も悲しい。」と泣き崩れるおばあちゃんが切ない。
全体的にアッサリ目。
昔の大人っぽい「ものすごい業を背負ったものすごい人たち」は殆ど出てこない。
精々ウンコ片手にイマジン歌う馬場(クドカン)と左翼的活動を行なっている蝶子(伊勢志摩)ぐらいか。
いや、よく考えるとそれぞれがそれぞれの事情を背負ってはいる。
でも、とてもライトな感覚。
や、それにしても阿部サダヲ人気はすごいですな。
サダヲが何をしても笑います。
一挙手一投足に爆笑の渦です。
爆笑するほどか?と思う部分でも。
感想としては、「まぁまぁ」でした。そんな感じ。
それより、咳が酷くて、我慢するのが大変でした。
みんなが笑うタイミングで咳をするよう心がけました。
そんなトコに気を使っていたので、入りきれなかったのかもしれません。
帰りにせっかくだから、と「CUNE」によってTシャツ2枚買ってくる。
今回はウサギネタ2枚。
6月始めに、新作が出るらしく、その時に前回あっという間に売り切れた「A面とB面」も入ってくるだろう、と言う事でしたので
6月始めにまた行こうカナ。
発売日とチケット種類が決まったようです。
体育館ライブ券付入場券
前売開始:6月10日(土)10:00AM
前売取扱: 電子チケットぴあ
6/10特電03-5237-9933(オペレーター予約、10:00〜18:00)
6/11以降0570-02-9988(演劇専用オペレーター対応)
全国のぴあ店舗(コンビニ除く)
*インターネット販売はありません。
*保護者同伴の場合に限り未就学児童無料
*ご購入は1回のお申込につき1公演のみ、2枚までとさせていただきます。
普通入場券
前売開始:6月11日(日)10:00AM
前売取扱:
電子チケットぴあ6/11特電0570-02-0027(Pコード不要)+ぴあ各店舗
6/11以降@電子チケットぴあhttp://pia.jp.t(要事前登録)
6/12以降0570-02-9999(Pコード368-877)
ローソンチケット6/11特電0570-08-4623(Lコード不要)+ローソン各店舗
6/12以降0570-08-4003(Lコード35552)
6/12以降0570-00-0407(オペレーター対応)
9月9日入場券 10:00〜20:00(※再入場可)
9月10日入場券 10:00〜20:00(※再入場可)
料金:3,200円(未就学児童無料)
* 普通入場券のみでは体育館の有料ライブはご覧になれません。体育館の有料ライブをご覧になりたい方は「体育館ライブ券付入場券」をお選びください。
校舎内有料イベント券
前売開始:6月25日(日)10:00AM
前売取扱:
電子チケットぴあ6/25特電0570-02-0027(各Pコード)+ぴあ各店舗
6/25以降 @電子チケットぴあhttp://pia.jp.t(要事前登録)
6/26以降0570-02-9999(各Pコード)+ぴあ各店舗
ローソンチケット6/25以降0570-08-4003(各Lコード)+ローソン各店舗
0570-00-0407(オペレーター対応)
*未就学児童のご入場はご遠慮ください。
*ご購入はお一人様2枚までとさせていただきます。
体育館ライブ
1 グループ魂in体育館〜体調のすぐれない女子は見学〜
9月9日(土) ?11:00 ?18:15
9月10日(日) ?11:00 ?18:15
料金:前売5,200円 当日5,500円(全席指定)
2 SAKEROCK単独ライブin多摩市〜グループ魂さん、恐縮です。2006〜
9月9日(土) 14:00
9月10日(日) 12:30
料金:前売4,700円 当日5,000円(全席指定)
3 宮崎吐夢と愉快な仲間たちによる、じゃがいもの会
9月9日(土) 12:30
料金:前売4,700円 当日5,000円(全席指定)
4 東京ムードパンクスin体育館〜先生だって、まだ子供だ!〜
9月10日(日) 14:00
料金:前売4,700円 当日5,000円(全席指定)
* 開場は開演の30分前です。
* チケットは「普通入場券」+「体育館ライブ券(全席指定)」の2枚セットになります。
* 「体育館ライブ券」単独での取り扱いはございません。
※ 前売りで完売しなかった場合のみ当日ライブ券単独販売を致します。
校舎内有料イベント
30 井口昇の“経験シアター オトナラマ〜SOS!地球爆破を決行せよ!〜”
(Pコード368-878)(Lコード30453)
9月9日(土)・10日(日)
? 11:45 ? 12:15 ? 12:45 ? 13:45 ? 14:15 ? 14:45
? 15:45 ? 16:15 ? 16:45 ? 17:45 ? 18:15 ? 18:45
会場:3年1組 料金:500円(整理番号)
*開演10分前にはご集合ください。
31 猫背椿の“バー椿”
(Pコード368-880)(Lコード30455)
9月9日(土)
? 11:00 ? 13:00 ? 17:00
9月10日(日)
? 11:00 ? 13:00 ? 15:00 ? 17:00
会場:3年2組 料金:1,500円(整理番号)
*開場は開演15分前です。
32 荒川良々・近藤公園の“学園寄席ドブ会”
(Pコード368-882)(Lコード30456)
9月9日(土)
? 13:00(古典) ? 14:30(古典) ? 17:00(新作)
9月10日(日)
? 13:00(新作) ? 14:30(新作) ? 17:00(古典)
会場:3年4組 料金:1,000円(全席指定)
*開場は開演の15分前です。
33 池津祥子の“課外授業”
(Pコード368-879)(Lコード30454)
9月9日(土)・10日(日)
? 11:45 ? 13:45 ?17:45
会場:3年5組 料金:1,000円(指定・立見)
*開場は開演15分前です。
34 細川徹の“私の人生”
(Pコード368-884)(Lコード30458)
9月9日(土)・10日(日)
? 11:00 ? 14:00
会場:視聴覚室 料金:500円(全席指定)
*開場は開演の15分前です。
35 村杉蝉之介の“「イヌ的」とその他の仲間(天才藤田秀幸の世界)”
(Pコード368-883)(Lコード30457)
9月9日(土)・10日(日)
? 12:30 ? 15:30 各回上映後トークショー有
会場:視聴覚室 料金:1,000円(全席指定)
*開場は開演の15分前です。
36 宮崎吐夢の“オータム・カルチャースクール ワンランク上の女性を目指すスペシャルプログラム
(もちろん男性も大歓迎。ワンちゃん、ネコちゃんも)”ペット不可
(Pコード368-881)(Lコード30377)
9月10日(日)
?11:00 宮崎吐夢の女装入門
「女は女に生まれるのではない。女になるのだ」(シモーヌ・ド・ボーボワール)。
?12:15 宮崎吐夢の「ママから教わった魔法のベシャメル・ソースの作り方」
ママから教わった秘伝のソースの作り方を、大人計画のケンタロウこと宮崎吐夢がこっそりと伝授。
?13:30 宮崎吐夢の昼寝術
宮崎の若さ(美肌)の秘訣、それはお昼寝。あんな場所で、こんな時間に、そんなふしだらな格好で・・・!?を一挙公開(R18指定)
?15:30 宮崎吐夢の着付け教室
着付けの得意な女性もあわせて急募!
?16:45 宮崎吐夢、大江千里を歌う
大江千里を通して「メガネ男子の魅力」を徹底的に探る。
?18:00 宮崎吐夢杯争奪「平成のミスバービーボーイズ杏子コンテスト」
* 開場は開演の30分前です。
* チケットは「普通入場券」+「体育館ライブ券(全席指定)」の2枚セットになります。
さて、チケット取りはどのように頑張るべきでしょうか?
ライブは、とりあえずグループ魂は諦めるとして。(そこからスタートかよ)
ライブで見たいと思うのはサケロックと宮崎吐夢。
校舎内有料イベントで見たいのは、バー椿と宮崎吐夢。
オレはそんなに吐夢が好きか。
吐夢さんも競争率高そうだしなぁ。
っつか、「じゃがいもの会」て。大江千里を歌うて。平成のミスバービーボーイズて。
相変らずイイ線ついてくるな。
ライブには入場券がついているので、ライブ券さえ手に入れれば校舎内は自由に見れる風味。
先生、松尾ちゃんとお泊りがありません!(楽しみにしていたらしい)
ってか、どうよ、諸君。
一応頑張る?一応。
チケット手に入る気が全くしませんが。
大人計画フェスティバル
会場:旧西落合中学校(多摩センター駅徒歩15分) 開催日:2006/9/9〜10
6月上旬チケット発売
昨日行った芝居にチラシが入ってました。
しかし、どのような形態でチケットを売るのか今一歩わかりづらい。
が、気になる企画がテンコ盛りです。
チラシに書いてあったもので気になるものをピックアップしてみます。
うーん。体験したい、お泊りパック。
ってか、昨日の芝居後の居酒屋では、カラフルメリィの話より、こっちの話で盛り上ってしまいました。
松尾さんに夜回りされてぇ。
熟年からの初舞台踏んでみてぇ。
宮崎吐夢、一人なのにどうやって解散するのか。
そして一番私たちの心を捉えて離さなかったのが、岩松了チーママのスナック。
うーん。行ってみたい。
ケド、すごく混雑するんだろうなぁ、と思うと、混雑嫌いの私は二の足を踏んでしまいそう。
っていうか、チケットがまず取れなさそうなところが問題であったりしますが。
どーなんですかね。
みんな行きたがるですかね。
私は行きたいので、多分行きたいですよね。
ま、でもどーせチケット取れませんよね。
カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜
於:下北沢本多劇場 2006/4/29 マチネ
はい、見てきました。
カラフルメリィは健康の再演時に1回見ておりました。
が、流石に記憶が薄くなっており、丸星君を藤田さんがやっていた記憶ぐらいしか残っておらず。
と、思っていたら、デブの岬君が藤田さんだったっぽい。(ソース・演劇定点カメラ)
どうやら私の記憶は、私戯曲の写真と入れ替わりでインプットされていたらしい。
にしても、藤田さんは当時から結構太っていた気がするので、「デブの岬君」のギャグ部分がどうだったか・・・・。記憶になし。
オープニングの映像がものすごくカッコよかった。
後ろの方で見たかった。すごく。
なので映像化が楽しみであります。
しかし、みのすけは恐ろしい。
40過ぎてるのに、ちゃんと少年に見える。
あのヒトはバケモノだよ。。。
客演もかなり良かったです。
三上さん、悪だけどちょっとバカなお医者さん。カッコいい。
小松さん、すごく性格の悪い浩一とピュアなデブの岬君の二役。かわいい。
しんぺーさん、患者の宝田。患者チームはみな可愛い。
馬淵さんは、まぁ、あんなもん。(相変らず女優にはちょっとキツイオレ。)でも、山崎さんの長台詞の部分のピアノはよかったなぁ。新感線の忍法帖の時よりはかなりうまくなっていたかも。
大倉君のお父さんは、とてもよかったなぁ。崩壊していくおじいちゃんに対しての真摯さ。
リエちゃんは手堅い。犬山さんも。
村岡さん、大好き。
山崎さん(よく考えると、彼も客演か。)、おじいちゃん役に段々無理がなくなってきている。あー、こんなおじいちゃんいるよな、的な。うまいなぁ。
そして今回特筆。
廣川さんの品川先輩がとてもよかったよ。
正直、今まで「廣川さん、すごくイイ!」と思うことがあんまりなかったのですが、今回は素晴らしい。
ラストの歌、いいなぁ。アレンジはヨタロウさんだったそうです。
労働者Mも良かったし、キレイも好きだったし、ヨタロウさん好きカモしれない。
ただ、ひとつ残念なのは、かなり前の方で見たのですが、前のヒトの頭が大きくて舞台の真中が殆ど見えなかった事です・・・。
傾斜がなかったので、そのせいもあるかと思うんですが、卓袱台シーンがほぼ全滅。
私も負けじと座高を高くして、また頭を一生懸命動かしつつの観劇となってしまったので、
私の後ろのヒトもさぞかし「ああ、前の女うぜぇ」と思ったことでしょう。
スンマセン。痛み分けか。一体誰と分けたと言うのだろう。
物販、買い捲り。
パンフレット、DVD三枚、みのすけのCD。
DVDは、ビデオの再販の奴。(すべての犬、下北ビートニクス、カラフルメリィ97)
後半のGW5連休に見る予定だったけど、今から見ちゃいそう。
ってか、ケラのインタビュー部分は実は既に見てたりして。。。
ケラは、これから先1年半は新作を書かずに充電期間に入るらしいです。
流石に空っぽになっちゃったらしい。
そういや、4/21(私が徹夜カラオケをやってる時)に一泊二日でロンドンに芝居見に言ったらしい>ケラ(カラフルメリィ稽古場日記より)
一泊二日でロンドンて。
思い浮かぶ事が多すぎる。
・わぁ、おかねもてぃ☆
・一泊二日って、そのうちの24時間は飛行機の中じゃね?
・何見たのかしら。
まぁ、そんな感じのことをいちどきに思いました。
新作は書かないけど、再演系でナイロンはやっていくらしいので、とりあえずは良かった。
秋はテクノベイビーナイス・エイジらしいですが、来年は何の再演をやってくれるのでしょうか。
ケラに枯渇されると、私の人生が大層つまらなくなるので、
枯渇しないで、とお願いするしかない。
お願い、枯渇しないで下さい。
労働者M
於:シアター・コクーン
作・演出 : ケラリーノ・サンドロヴィッチ
観劇日:2006年2月27日 マチネ
「つまんねー」の感想を最後にネットで情報を封印してから幾年月(つっても3週間位?)。
前情報を殆ど入れずの観劇。
堤真一主演だったので、殆ど期待せずに見たんですが、堤君頑張ってました。
前回(カメレオンズリップ)より随分よくなってたんじゃないかい?
それとも「期待せず効果」で案外よく見えたのかしら。
お話は近未来の収容施設と現代のマルチ商法の事務所の2つが2つの物語に繋がりは無く(全員二役)バラバラに進んでいく。
現代の方の物語はかなり生々しく、イヤな気持ちになる一方の芝居。
近未来は革命を胸に収容施設へ潜り込んだ若者の挫折とか長いものに巻かれろとか挫折とかそういう感じの芝居。
途中でセリフが聞こえなくなるムシクイ状態(前説で説明あり)の芝居でした。
パンフレットのケラ曰く、「ゼロの芝居」。
何かが起こったり起こらなかったりする芝居。
そういった意味では、見事にこの芝居は何かが起こったり(近未来パート)起こらなかったり(現代パート)するお芝居でした。
現代パートの方は、現代のザラザラした希望もない何もないそんな日常を描ききっていたのではないかなぁ。辛かったけど。
近未来パートの方が面白く感じる私にとっては、やっぱり「芝居には何か起こって欲しい」のだろうと思う。エンタメ好きだからね。
かといって、じゃー全然駄作じゃん、と切って捨てられるか、と言えば切って捨てられないんだな。
現代パートと近未来パートが実はどのようなつながり方をしていたか、等と言うのは、私には難しすぎる宿題となってしまいますが。
セリフの時代あたりにまた脚本が載るだろうから、その時復習したいと思います。
小泉今日子は、まぁそれなりの出来。
松尾スズキ、流石です。
秋山奈津子、更に上行く流石振り。
田中哲司、近未来パートのクラウスがやけに可愛かったので、ものすごーーーく嫌な役だった現代パートの目崎と二役だと知ったとき、「役者さんってスゴイもんだ」と思った。
うん。ケラはやっぱ凄いよ。
今年は書き下ろしはこれ一本なのが残念ですが
ご本人様もそろそろ休憩したいみたいなので、ちょっと休んで寄り道してまたいいものを書いて貰いたいな、と。
以前も書いた事があるが
私が好きな役者、古田新太や大倉孝二がいる事務所、CUBEで芝居のストリーミング販売をしている。
中々いいラインナップが揃っている。
一週間見放題で420円でカード決済可能。
以前から「大倉孝二が超好演」と評判だったダブリンの鐘つきカビ人間(2002年版)を昨日見てみた。
後藤ひろひとが率いていた「遊気舎」は昔芝居を熱心に見ていた時に
「オモシレェ」と気に入って結構見ていた。
まぁ、その後芝居をあまり見に行かない期間が続いてしまって
その間に後藤ひろひとは遊気舎をやめてしまって、どういう進化を遂げているのかサッパリ知らなかったわけですが。
噂に違わず、大倉孝二のカビ人間が切なく悲しく可愛らしい、
大倉君をみるためだけに見ても420円分の元はきっちりと取れる芝居でした。
終わりがかなりブラックではあるけれど、きれいに締まっていた気もするし。
夢のような昔の物語に迷い込んだ現代の壊れかけたカップルが
魔女狩りのような悲しい歴史を動かす話なのかなぁ?と思ってみていたんですが
「過去起こったことは動かしようがないんですよ」というシニカルなラストでした。
後藤ひろひとは相変らず卑怯な芝居をしており、
「そうそう。この卑怯テイストがかなりお気に入りだったよな」と思い出しました。
役者としてのひろひと氏がかなり好きだった。
時間にして約2時間の芝居で、
最近私が気に入って見に行っている芝居が概ね3時間オーバーなので
短くて見ている方もかなり楽でした。(笑)
けど、エンディングの曲(歌入り)にはちょっと興ざめ。
誰が選んだんだ。センスねぇな。
次は「人間風車」(阿部サダヲ出演バージョン)を見てみよう。
こっちも似たテイストのファンタジーらしいぞ。
時にライブまで後一週間。
ボサボサでまとまりがつかなくなった髪の毛を何とかしに
重い腰をあげてやっと美容室に行ってきた。
縮毛矯正でツルツルサラサラの髪の毛に。
ビバ、縮毛矯正。