大人を見に行く時は、いつも雨で、
そしていつも一人である。(つっても2回だけどな)
本当は友人夫婦と3人で見に行くことになってたんだけど
ある事情があり、一人での観劇となった。
雨の下北沢。
淡々と観劇。
内容もかなりアッサリ目。
パンフ、多分なし。
変わりにこの芝居の脚本が売られてました。
以下ネタバレ。
時代は1970年。世間は「おおちゃか万博」で沸き返っている。
借金をしたまま姿を消した語り部博子(平岩紙)のおじいちゃんは
建設中の太陽の塔から落下してなくなった。
2人の娘(市川実和子・阿部サダヲ)を働いて働いて働き詰めで育てたおばあちゃん(荒川良々)は
おじいちゃんがなくなった後、少しづつ少しづつボケて行くのだった。
ボケたおばあちゃんは、おじいちゃんが死んだ事をすぐ忘れ、
「お父ちゃんがそろそろ帰ってくるから、お風呂沸かさなくちゃ」と呟き、
その度、「おじいちゃんは死んだ」と人から知らされ、その度悲しみにくれる。
「何度聞いても、すぐ忘れちゃうから、何度も何度も悲しい。」と泣き崩れるおばあちゃんが切ない。
全体的にアッサリ目。
昔の大人っぽい「ものすごい業を背負ったものすごい人たち」は殆ど出てこない。
精々ウンコ片手にイマジン歌う馬場(クドカン)と左翼的活動を行なっている蝶子(伊勢志摩)ぐらいか。
いや、よく考えるとそれぞれがそれぞれの事情を背負ってはいる。
でも、とてもライトな感覚。
や、それにしても阿部サダヲ人気はすごいですな。
サダヲが何をしても笑います。
一挙手一投足に爆笑の渦です。
爆笑するほどか?と思う部分でも。
感想としては、「まぁまぁ」でした。そんな感じ。
それより、咳が酷くて、我慢するのが大変でした。
みんなが笑うタイミングで咳をするよう心がけました。
そんなトコに気を使っていたので、入りきれなかったのかもしれません。
帰りにせっかくだから、と「CUNE」によってTシャツ2枚買ってくる。
今回はウサギネタ2枚。
6月始めに、新作が出るらしく、その時に前回あっという間に売り切れた「A面とB面」も入ってくるだろう、と言う事でしたので
6月始めにまた行こうカナ。