私が小さい頃、我が家には暮しの手帖が何冊かあって、
私はそれを読んだり、料理の写真を見て味を想像したりするのが大好きだった。
ブッシュ・ド・ノエルというしゃれオツなケーキを知ったのも暮しの手帖であった。
あるクリスマス迫る日、母にねだって一緒に作ったのですが
なんだか飾りつけがいい加減(私がこだわりたいトコロは母が面倒だったのだろう)なブッシュドノエルとも言えない微妙なケーキが出来上がった。
そんな思い出深い暮しの手帖だったのですが、
実家を引き払う時に、私が荷物整理に行った時には既に処分されていた。
それ以来、暮しの手帖が古本屋に置いてあると買わずにはおれない体に。(おおげさ
で、今日、古本屋を通りかかったら、丁度私が子供の頃ぐらいの時代の暮しの手帖が置いてあって、しかも、表紙が「コレは見覚えがあるぞ」という表紙のもあったので、ウキウキと3冊買ってきたら、何とそのうちの2冊が我が家にあったモノと同じ号であった。
ヤッホーヽ( ´ー`)ノ
やっぱり家にあったモノってペラっとめくった時から判るもんですなぁ。
(店ではパックしてあったので中身は見ずに買ったんですよ)
っていうか、表紙も何となく「見覚えあるな」位は憶えてるもんなんですなぁ。
レバーステーキがうまそうだなって思ってたんだったー、とか
パンのプティングって全然想像出来ないー、とか
その頃思ってたことが、ワサワサと思い出されました。
思えば、去年の秋に入院したときも、売店で買ったのは暮しの手帖でした。
絶食生活の中、料理の写真を見ながら寝たりしてた。
食いしん坊だな、オレ。。。
そういう自分なりの「記憶遺産」みたいなものがあるっていいよね。
私も父がコツコツ買ってた「小説新潮」でウチにあった号はきっと見つけられるはず、と思う。
小学生時代、小説もなめるように読んだけど、色の違うページにエロネタが満載でそっちの方をよく覚えてるかもしれんw
>アンジー
ウチのオヤジも小説新潮と文藝春秋を買ってた気がするけど、
単身赴任だったから、家には置いてなかったなぁ。
殿方メインの雑誌は必ずエロコーナーがあるよねw