今日はナイロンとザ・プーチンズの二本立て。
一日2個は流石に疲れたかも。
さて、マチネで見た、百年の秘密。
パンフレットでかいです。あれ?いくらだったっけかな。
2000円ぐらいだったかと。
パンフレットは、上演前に買うと、袋に入れてくれませんし、
派手にネタバレしてる部分(注意書きはありますが)があるので
終演後に買うほうがいいかもしれない。
同時に悲劇喜劇(百年の秘密の台本掲載)も売っているので
芝居をもう一度脳内でかみ締めたい方、記憶力がオボロになってきた私みたいな人は買ったらよろしいよ。
さて、以下は感想のようなものです。(感想にすらなってませんが)ネタバレの可能性があるので、まだ未見の方はここでさようなら。
久しぶりに、「続きを読む」を使ったぜー。
という事で、ある外国(名前からするとイギリスとかアメリカ)の銀行家のお金持ちベイカー家にまつわるお話。
ベイカー家には、大きな楡の樹にまつわる伝説のような話があり、その大きな楡の樹を中心に家を建てました。
そしてその大きな楡の樹は、長い間、ベイカー家を見守り続け、人には言えない色んな告白を聞き続けてきたのです。
ティルダ(ベイカー家の娘・犬山イヌ子)とコナ(親を亡くして炭鉱夫のおじに育てられているティルダの同級生・峯村リエ)。12歳の時からはじまる二人の友情が軸となっている。
正直、難しい芝居だったと思います。
あ、難しい、というのは、私の理解がついていけてない部分が多々ある、という意味です。
話は行ったり来たりするわ、皆様秘密だらけだわで、私の理解能力の不足がもどかしい。
長い芝居ではありましたが、3時間半、飽きずに見せられるのはさすがケラと言えましょう。
12歳の頃に共有した秘密。
楡の樹の下に埋めたその秘密を、楡の樹はどんな気持ちで守ったのか。
そしてその秘密により、人生が狂ってしまった人も。
主要人物たちは、さして成功もせず、むしろ没落な感じではある。
特別な才能も持ち合わせていない。
けど、成功しなきゃいけないのか、成功しなきゃ人生の意味はないのか。
そんなことはないな、と。
どんな状況だろうと、人は生きちゃってるんだもの。
意味無意味で考えるのはおかしいよね。
っていうか、むしろ全生物の生きている意味なんざ、ないんですよね。(チケケのヌカカ論)
芝居全体のこのわからなさは何なんだろう、と思ってたんですが、ケラさんは今回結構観客にえいやっと投げっぱなし(想像してくださいね、ということ)だということで、説明ナシ、というのがわからなさの根源みたいです。
ダメな観客ですんません。
見終わった後に、端から記憶が抜け落ちていく恐ろしい記憶力の私は、普通の演劇でも数回見ないと色々アレなんです。
なので、悲劇喜劇で台本を読んだりして理解を深めたいなと思いました。
役者的感想としては、イヌ子、リエペアは本当に流石の出来。
大倉さんは、どんな役をやっても愛があるんだよね。やさしい役だったと思います。
ティルダとエース(大倉さん)の兄弟は仲良しでよかったなぁ。かわいいの。
ベイカー家に歌い継がれる楡の樹の歌が非常によくて、終演後にパンフレットを買うときに、あの曲はオリジナルであるかどうかをパンフ売りの女性に確認。
オリジナルだそうです。
「あの曲、いいですねぇ」と褒めたとたんに、感極まって泣いてしまったよ。
何故泣いたのかは、わからんのよ。
でも、DVD出たら買います。
そういう芝居でございました。
ああ、何一つわかってない、俺。すまん。
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しまった。ぷ道館について、何も書いていないじゃないか。
明日書きますw