2011年12月 7日

『遠藤ミチロウ × 大友良英 トーク&ライブ』

プロジェクトFUKUSHIMAの本の出版記念ということで(知らなかったのですが・・)
ミチロウと大友さんのトークライブに行って来ました。

2時間程度かなぁ、とか思ってたら、3時間半たっぷりのトークとライブでしたよ。

大友さんも、ミチロウも、「テレビの民放では既に正常に戻ってるかのような振る舞い」に危惧を持っているとの事でした。
大友さんは、「テレビでお笑い芸人見るとイライラする」とおっしゃっていて、気持ちはわかるのですが、実はテレビ局に原発話は止められてる、というのも知っているので、怒るなら多分テレビ局に怒ったほうがいいです。。。

とは言え、民放が正常化しているが如く振舞っているのは確かなので、私もそれは危惧している。

でも、それは、もしかしたら私が現在浮世離れしているからであって
来年、現世に戻ったら、私もそうなっちゃうかもしれない。

そんな自戒も込めて、起きたことを受け入れ、3月11日以前の日常にはもう戻れない、と言うことを心に刻みつつ、「福島で起きたこと」じゃなく「日本で起きたこと」として、見つめ続けたいと思いました。

また、原発の輸出についても、怒っているとおっしゃってて、私も「うわー。どの面下げて輸出?っていうか、買う国があるのが驚き」と思ってましたです。

「みんなもっと怒ろうよ!」と言ってましたが、残念ながら、私は怒りのポテンシャルで何かが出来る人ではないので、その辺はご勘弁を。
やっぱり男性はそういうポテンシャルで行動をするのだなぁ、と思った。

やっぱり長く続けていくためには、それぞれがそれぞれ出来ることを長くやっていくことが大事になるだろう、とミチロウのお言葉。

私は、今福島に住んでいる私の友達の心を大事に思い、何か手助け出来ることがあったら、出来るだけ力になりたい、と思っています。
後は、やっぱり起きたことを抱いて生きていくことかな。

結構張り切って行ったので、最前列真ん中が取れてしまい、一緒に行った友達がミチロウのまん前で嬉しいやら困るやら、という感じだったとのこと。

こんなに近いライブは初めてかもしれんw

トークライブ中に、「美浜がトラブルで手動停止」のニュースをキャッチした観客の男性から「美浜が止まった」と報告があった。

正直な話、この手のトラブル(小さいヤツでお願いします)がちょいちょいあれば、みんな忘れないのにな、原発止まるだろうな、と不謹慎な事を考えておりました。
後、大友さんが水をガンガン飲んでて、追加のお水が来た時、ちょっと笑ってしまった。
糖尿が心配よ!

ライブ部は、大友さんがノイジーな曲を一曲、ミチロウが5曲ぐらい歌って、二人で3曲か4曲ぐらいセッション。

たっぷり、じっくり。
大友さんは、普段のニコニコ顔とギター弾くときの顔が全然違って、「あー、男の人だなぁ」と思った。カッコいい。
ミチロウの足、細い!流石元祖PUNKS。

トークとライブの間に、クロニクル福島とプロジェクトFUKUSHIMAの本を購入し、ミチロウと大友さんにサインを貰いました。

ミチロウさんとは杉ちゃんの話をちょっとしました。

ミチロウさんは、やっぱり私の中では、杉ちゃんと切り離せない。。

色々、複雑な気持ちも抱えつつ、帰宅。

ミチロウの叫びと、大友さんのギターによる叫びを聞いた夜でした。

他人事じゃないんだよ。


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Posted by otama at 23:55
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