2011年8月23日

ガイガーカウンター製作ワークショップ

今日はガイガーカウンター製作のワークショップに行った。

場所は高円寺の円盤。

講師は宇都宮先生。

参加定員は10名と狭き門で、後から聞いたらやっぱり熾烈な戦いだったらしいのですが、たまたま夜更かしをしていた時に菊池先生のRTで知り、即メールを送ったのが功を奏して、晴れて作る側での参加となりました。

開始が5時で「遅れないで」との事だったので10分ぐらい前に到着し、ドアを開けたら、なんだかミーティング中なムードが満載だったので、いったん閉め。

開始2分前になったので「???」と思い、もう一度ドアを開けてみたら、なんと、もう始まってましたw。

最初は写るんですのフラッシュ部分の基盤を取り出すところから。
(詳しい手順はこちらのPDFで確認してね☆)

遅れを取っていたので、バシバシとフィルムを消費し、バキバキと分解。

と、書くと、スムーズにことが運んだかのようであるが、中々壊れずに、隣のご夫婦で参加の方に助けて貰いつつ、モタモタバキバキと分解。

初めての半田ごてで、基盤からコンデンサーを取り外す。

でっかいコンデンサーだけではなく、チッチャイコンデンサーも、その他諸々色々取り外さなければならない、と知り、絶望的な気持ちになる。

宇都宮先生が「無理だと思ったら、半田吸い取り機を持ってきてるので、やってあげますよ」とおっしゃっていたので、素直に甘えることにする。

戻ってきた基盤はすごくシンプルになっていたのですが、
そこは素人の恐ろしさ。

P1000730.JPG

あろうことか、基盤の裏側を撮影。

撮影した意味がまったくナシ。。。

そして宇都宮先生はおっしゃった。
「基盤を必要なコンデンサだけにしたところで、大体半分は終わったと思ってください!」

おー。
半分も人にやって貰ったよ。

生きててスンマセン。

その後、電池ボックスやらトグルスイッチやらGM管を繋ぐ線やらを配られ、
半田を使ってあちらこちらを結線せよ、と申し渡される。

もう、隣のご夫婦をお猿のように真似するしか!

だって、回路図なんて見てもわかんねぇもの・・・。

そして、お猿にしてはうるさく質問し、お猿のように真似して半田ごてで結線した。↓
P1000732.JPG


カウンター代わりの改造万歩計を取り付け、信頼のGM管、SBM-20をソケットにはめて、一応出来上がり。↓
P1000733.JPG

スカスカです!!!!(カウンターはヒラサワグリーンをチョイスw)

ああ・・・。でかすぎたよ、無印のペンケース。

そして、今日は、あの日からある意味有名人である、早野先生と野尻先生も参加。↓
P1000734.JPG

P1000735.JPG

動作確認後、宇都宮先生がGM管の絶縁部分、基盤の高電圧部分を拭き清めてくださり、製作の部終了。(拭き清める宇都宮先生↓)
P1000737.JPG

その後、このガイガーカウンターの測定方法説明の部へ。

よーするに、GM管とは、この管の中に入ってきた原子?分子?まぁ、そんなモノをピッピコ数えるためにあるものだ、と。

で、売ってるガイガーカウンターも、Sv/hとかの単位になってるけど、それなりの値段のものはそれなりの精度だ、と。(そのように言っていた記憶がありますが、意訳過ぎるかもしれない)
繰り返し計って、平均を取ったとしてもばらつきがある、と。

なので、分数で計るというより、100カウント、1000カウントするのにかかった時間を測定する、定確度測定法をお勧めする、との事。

まず、バックグラウンドがどれくらいの分数で100カウント(あるいは1000カウント)まで達するかを計り、その後に、「高いんじゃないかなー」と思うところで、同じように計る、と。

それが、一番ぶれがない測定法である、と思う!多分!と、力強くおっしゃってました。

震災初期に出たYoutubeとかの「歩いてたら急に高線量になった!」とかは、やっぱり「たまたま分子だか原子だかがまとめてGM管に入ってきたのよー」ってな感じで、まったく馬鹿馬鹿しい騒ぎであったのよ、ということです。

まぁ、あの頃は誰も計り方なんか知らないし、高い値と低い値が出てくれば、高いほう信じとけ、と思うのはしょうがない。しょうがないよねー。

いやー、それにしても、いつもTwitterやUstreamの向こうでしかお目に掛かれなかった野尻先生や早野先生を生で見れて、お得な感じでした。

後、今まで仕入れてきた知識自体は間違ってなかった、と実感できた日でもありました。

しかし、食事の暇がなかったので帰ってきてから高カロリーな食事を取ってしまい、後悔。。。

腹いっぱい。。。

ゲフ。。。

おやすみなさい。。。。


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Posted by otama at 22:59
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コメント

ドクター宇都宮のワークショップだったんですね。
昔、コミュノハイブリディアってピーモデルの各メンバーのオールナイトイベントが企画されたんですが、当日行ってみたら平沢さん欠席で、急きょドクター宇都宮パーフォーマンスをやったのを見たことがあります。

Posted by: たつろー at 2011/08/24 07:04

私もやっとガイガーカウンターやらホールボディカウンターやら
ゲルマニウム半導体核種検出器やらの数値の考え方が
わかってきました。

私のうさんくさいガイガー君はだいぶ前から放置してますw
だいたいの汚染の分布がだいたいわかったし
どんなところが放射性物質がたまりやすいのか想像できるし
数値にあまり振り回され過ぎるのも良くないかなと思い。
今後の大きな関心事は
食品の汚染状況と原発の行方です。

それにしても写るんですがガイガーカウンター作りに役立つとは。
しかし残念な感じになっちゃったみたいで残念ですね(:_;)

Posted by: 土方 at 2011/08/25 11:07

>たつろーさん
そうなんですよ。っていうか小西さんのパワーグローブ作った人だったんですってね。
ぜんぜん知らずに参加してしまいましたw

お話のイベントって、例のもめたイベントですかね。。。

>土方さん
今年の初めには、まさかガイガーカウンターが必要な時代が来るとは
誰も思ってなかったよねww

大体の汚染分布を把握出来るって大事ですよね。

そして、今後の食べ物、どうなっちゃうんでしょうねぇ。。
大本営発表は信用できないってのが、もう。。。

Posted by: otama at 2011/09/02 11:38

先日は、ガイガーカウンター製作ワークショップに参加いただき、ありがとうございました。また、その後カウンター部分が不調とのこと、申し訳ありません。
このたびutsunomia.comでは、この夏のワークショップのまとめのひとつとして、感想文、ブログのリンク集を出すことになったのですが、「一体どうなんでしょう」ブログへのリンクを付けさせていただいてよろしいでしょうか。
もし、具合悪いなどの問題がある場合は、遠慮なくメールをいただければ、と思っています。カウンターについては、改善版の改造方法を考えます!
よろしくお願いいたします。

utsunomia

Posted by: y.utsunomia at 2011/09/11 05:33

>宇都宮先生
わざわざコメントありがとうございます!
コメントいただいた当日にメールでお知らせしましたが、
勿論リンクOKでございます。

改良版、期待してます。

今後ともよろしくお願いします~~。

Posted by: otama at 2011/09/21 00:05
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