2006年1月 8日

日本物理学会「ニセ科学」シンポジウム

日本物理学会が「ニセ科学」についてのシンポジウムを開くそうだ。

日本物理学会「ニセ科学」シンポジウム【スラッシュドット】

オカルト叩きというよりも、科学の仮面をかぶり一般社会に「科学」と して認知されている事象を研究するということのようだ。 その一例で提案主旨に「水に優しい言葉を かけると美しい結晶ができる」 とする小学校の道徳教育の現場で使われるという事態が挙げられている。

読んだとき、「ニセ科学」って一体ナニヨ?と思ったんですが
わかりやすいHPがありました。

「ニセ科学」入門

マイナスイオンなんちゃら、っつーのは去年一昨年あたり
それはもうすごい勢いで電化製品に付加されまくっていたものであるが
あれも科学的に効果が証明されたものではなかったらしい。
大手電機メーカーが出していたものだったので、うっかり信じそうになっていた私ですが
「大手が出している」から「信用出来る」ってのはブランド志向と全く変わりがない志であるので、気をつけていこうと思った。

「大手が出しているから」「テレビCMをやっているから」「マスコミが告知したから」
そういう「ブランドのついた」情報に騙されていては、
詰まるところ、将来的に例えば戦争などが起きてしまったとき、またアッサリと国の洗脳に掛かってしまうことになりかねない。

情報はやはり片側だけ見ず、色んな方向から見ていって自分で選択していくしかないのだろう。

上の記事に関連して(多分有名だったのだろうが)面白い事例を見つけた。

ジハイドロジェン・モノオキサイド【Wikipedia】

DHMO(ディー・エイチ・エム・オー)とは、Dihydrogen Monoxide(ジハイドロジェン・モノオキサイド、日本語で一酸化二水素)の略語であり、水(H2O)をわざわざ難解に呼称したものである。DHMOという呼称は、対象の物質が水であるのを伏せた上で、水についての極端な説明を行って、聞き手に(水の説明をしただけなのに)恐ろしい物質のように誤認させるというジョークに使われる。

片側だけから得た情報とは、やはり鵜呑みにしてはいけないと思う。

かといって、情報に溢れ過ぎてしまったら、それはそれで「もうどれを信じていいかわからない!」とか言う状態になるんですけどね。

だけど、盲信するよりは混乱しつつも裏表右左上下を見極めていかなければ、と思う。

簡単に信じちゃう方がラクなんだけどね。
疑いつづけるのは疲れるし、性格も悪くなる気もするし。

ラクだからこそ、みんなそっちに流れちゃうんだろうけど。


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Posted by otama at 22:02
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コメント

マイナスイオンって効果ないよね
と思っていました。
ネットでいろんな情報を簡単に得られるようになったけど
どれを選択していくかっていうのは
難しいですよね。
最終的にどれに賭けるか、みたいになってしまう。
国の洗脳だけにはかかりたくないなあ。

Posted by: 土方 at 2006/01/09 08:56

スラドとか見てるんですね。ほとんど書いてないけど仕事柄か結構見てますよ。
ニセ科学については「奇妙な論理」(マーチン・ガードナー 現代教養文庫)が面白かったのでお勧めですが、読んだのは大学のとき(20ン年前)なので、余裕で絶版かも。
最近マイミクの光さんがブラウンガスについて書いてたのも面白いので、ミクシィ見られる方はぜひ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=71630293&owner_id=12313

Posted by: よしだ(41) at 2006/01/09 11:58

>土方さん
マイナスイオン。何にでもついてた(あえて過去形)よね。
ネットでの情報も、結局信じたい人、あるいは信じさせたい人の情報操作で
検索上部に必要な情報が出なくなってしまったりするので
それなりに選択に時間が掛かるよね。ドッチ信じていいの?って感じになるし。
でも、色んな見方がある、と知れるだけでもまだマシな環境なんでしょうね。

>よしださん
スラド、見ますねー。アレゲ好きだし。(笑)
奇妙な論理、ググって見たらやはり余裕で絶版だったようです。
ブラウンガスは、フリーエネルギーの類ですかね?

Posted by: otama at 2006/01/09 22:19

ひとつの見解なんだけど、科学とオカルトの二つに分けるのはどうかと思います。
むしろ我々が日常考えていることのほとんどは、およそ科学的じゃないものの見方
だと思うので。
迷信じみたことやおまじない的なこと信じたり、無宗教でも初詣行くし、厄年と
言われたら気になるし、昨日の行いが悪かったから今日こんな目にあったんだ…とか。

つまり、それを科学だと思い込ませる手法を使うことが問題なのであって、
科学で解明出来ないことを広めるのは悪いことだとは思えないのです。

自分は20世紀の科学的見地をあまり信じていません。
唯物論もひとつの信仰みたいなもんだと思ってます。
ヒゲをはやしたお爺さんのような神様はいなくても、あちこちに、神の存在が
木や花や雲や鳥といったかたちで存在してる…そんな大昔の自然信仰的な考え
方をごく普通に持っています。

ロマンがないと人生生きられないですから。

Posted by: visha at 2006/01/14 23:29

>vishaさん
ニセ科学を危ないと思っている人たちも要するにそこだと思うんですよ。
実験したらこうだった、とか
本当に博士だかなんだか素性の怪しい人を引っ張ってきて
実は全く立証されていない事を「立証されている」と言ってしまう。
言ってしまうぐらいならばまだ罪はないのかもしれないですけど
そうまでして一生懸命になるのは結局「商売にする」からなんですね。

トルマリンとかπウオーターとか

科学などで証明されていることなど確かに些少であり
よくわかんないよねー的なことで包まれている世の中ではありますが
そしてそういうのが楽しかったりもするんですが、
嘘はよろしくないだろう、と。

科学的に証明されている、と言う一言に騙されないようにしてぇな、と。

Posted by: otama at 2006/01/15 01:18

ttp://www.youtube.com/watch?v=E1OWDcWoXHs&mode=related&search=
NHK?

Posted by: ? at 2007/10/18 20:08
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