ここ数年の流れとしてずっと気になってた事。
ケラもドコか(トーキョーあたりだったかな)で言ってた事なんだけど
ここ数年、なんだか「感動のなんちゃら」とかって映画多い気がしてます。
何年前だっけ。
「たしゅけてくだしゃーい!」とかなんとか、そういうセリフが流行った頃から?
(調べてみたら去年の5月とかだったよ。数年前じゃなく、1年前の話でした。歳取ると月日の感覚がドンドンずれてきますね。)
そういう煽りの(概ね)日本映画は
大抵、恋人だか家族だかが難病で死んじゃうんです。
見てないから詳しくは知らないけど、大抵そんな手触り。
本当に号泣してる人がいるかいないかはシラナイが
「泣きました!」「感動しました!」って客が言ってたりレポーターが言ってたりするんだけれども
そんなに映画とか見て泣きたいものなのかなぁって思う。
「泣けた」から素晴らしい作品とは限らない気がするし。
笑い転げて感動する事だってあるわけだし。
まぁ、私が泣かないのか?と問われれば
ケラの芝居では大抵泣いてたりするわけなんでアレですが
ハンで押したように恋人やら伴侶やらが難病になって死んでいく事もなかろう、と
思ってしまう。
愛しい人が死ななくたって切ない表現をする事は可能だと思うし
なんかその辺がとても安易に思えてしまうのです。
そんなこんなの連休2日目、Amazonで
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~(リリー・フランキー著)
を買ってみました。
久々に買った所謂ベストセラー本です。
チョロっと感想見てみたら「後半は号泣!」とか「タオル必須!」とか書いてあったんですが
興味的には「ああ、この人も福岡生まれなんだ」ってのと
「うわ。同い年」ってのがあって、
後、普段エロイ事ばっかり言ってる色気が妙にあるオッサンがどういう風に書いてるのかなぁというその辺が気になり買いました。
本にも使えるギフト持ってたんで実質500円位で買えちゃったし。
ちょっと「感情動かしたいな」という気分もありました。
結局、私もちょっと泣いてみたかったのです。
んで、今日の昼から数時間掛けて読了。
概ね思っていた通りの内容。
予想外にマザコン寄り。
しかし、同郷、同じ年に生まれた私とリリーさん、オカンは1つ違い、死んだ年(2001年)も同じ、と
結構うちの母と重なる所があって、
「うーん。うちの母にもこのくらい孝行出来てたら良かったのになぁ」と思いました。
ある意味とても羨ましかった。
後、学生時代のリリー君、母親に甘えすぎっ!
「シッカリせんかい〜〜、ダメ人間じゃん〜〜」と叱咤してしまうこと多々。
泣け度としては、ティッシュ1枚程度でしたが
オカンが楽しそうに客をもてなす姿が生き生きと描かれており
東京に呼んでからの7年間は絶対幸せだったなぁ、このオカンは、と思いました。
感動の部分より若い頃のリリー・フランキーの無茶のしっぷりと
謎のオトンの存在の方が私にとっては面白かったかな。
一気に読めてしまったので面白い内容だったんだ、とは思うんだけど
思ったように泣けなかったオレにちょっと残念感が漂いました。
号泣出来る人が羨ましいかも。