どうしようかと思いました。
どうしていいのか判らなくなりました。
この人達は一体ドコへ行きたいんだろう。
見てる間中、ずーっとその事ばかり考えてしまいました。
途中から空手バカボンの「屋根の上の猫とボク」が頭の中で鳴りっ放し。
「一緒に歌おう〜僕らは歌おう〜猫のリズムじゃ〜乗りにくいけど〜」
ケラが歌いっぱなし。
まぁ、集中出来なかったっつーことなんですがね。
えーっと。素直に言っちゃいます。
これって面白いんですかね。
内容は、笑いを一切取り払ったいのうえ歌舞伎。
だが、SEの入り方とかはそのまんま。
導入の部分から最後の大団円まで組み立て方は
もう、ものの見事に「いのうえ歌舞伎」なんだけど、笑いが一切無い。
ものすごいシリアスなシーンで「チョーン!」と拍子木が鳴る。
話はご都合主義でぺらっぺら。
まぁそれはいつものことなんですが、如何せんドシリアス路線なので
ペラペラ加減が際立つ事この上ない。
うーん。色々考えてしまったよ。
私は「笑いたい病」に掛かってるのか?(まぁ、掛かってるけど)
今までのお約束を守って欲しかったのか?(新感線には守って欲しかったかも)
自分を振り返り、「ついて行けてないアタシが悪いの?」とか一生懸命考えた。(芝居中に)
まぁ、結論としては、「ついて行かなくてイイや」でしたが。
やー、しかし新感線いのうえ歌舞伎から笑いを取り去ると
こーんな風に仕上がっちゃうのかー、と感慨深い気持ちにもなりました。
こんな感慨、一回切りにして欲しい。
ってか、松永(堤真一)が勝山太夫(松雪泰子)を刺し殺すシーンで拍子木が「チョーン!」と鳴って
「おいおい、ココで拍子木かよ」と思っていたら
シーンと静まり返った中、絶妙のタイミングでどこぞのオヤジがクシャミ。
拍子木でダイナシ、クシャミで駄目押し。
笑いをこらえるのに苦労した。
せっかくガンバッタ泣かせのシーンだったのにネ☆
今までの路線を変えるんだったら、根本から全部変えてクダサイ。
話ペラペラ、笑いナシ、でも拍子木は鳴らすよ!お約束だからね!とか
そんな変なトコ守んなくていいから。
堤真一のフンドシ姿も笑いをこらえるのに一苦労。
これは一体ドコに向けているサービスショットなのだろう、と
堤真一の尻を見ながら一生懸命考えた。
堤真一ファンへのサービスショットなんだろうけど、尻見て嬉しいのか?ファンって。
劇団新感線が贈る堤真一のための堤真一の芝居、
それが「吉原御免状」でありました。
堤ファンなら大満足間違いなし☆(多分)
最後に義仙(古田新太)を切り殺す演出(レーザー使用)では
一部失笑が漏れていた。
そんな所で笑わせてどうする!
そんな笑いが欲しかったんじゃねぇや!
ってか、10500円、返せよう。・゜・(ノД`)・゜・
久々に「ハズレ」引いた感ムンムンの芝居でした。
この芝居が今年最後の観劇になるのかと思うと、気分も沈むってもんだ。
アンコールは3回。最後はスタンディングオベーションで。
みんな大喜びです!隊長!(誰?)
やー、新感線で初めてパンフ買わなかったカモ。
ってか、もう一回こういうのやったらもう見にいかねぇ。
うわあ〜〜〜〜〜ん、聞いただけでみたくね〜!!!
えええ???笑いなし???ですか???
ありですか???それは。
堤慎一ファン公演であったか・・・・「人気俳優」だものねえ・・・
Posted by: ひなた。 at 2005/09/28 09:26わ。わ。わ。
そんなことになっていたとは!汗。
新感線の醍醐味って、エンドレスにしつっこい位に繰りかえすギャグなのかと思ってたYO!
>ひなちゃん
ピンチヒッターにならなくてよかったと思います。
あんな舞台だと「さ、一万五百円頂戴♪」とはとても言えねぇ(笑)
セーフ!
>ゆきごーさん
そんなことになってたんですよぅ。
いのうえさんは「大人の新感線をお見せする」とか意気込んでた(らしい)ですが
あたしゃ大人になって敢えて「健康」でくっだらない事をやってみせるケラの姿勢の方がスキでござんす。
まぁ、次におポンチで弾けてくれたら、許す。(偉そう)
おポンチはもう卒業!って話ならオレも卒業するだけ。
ってか、醍醐味はエンドレスギャグに大いに賛同。
Posted by: otama at 2005/09/29 22:26