2004年10月20日

百鬼夜行抄 (12)

朝日ソノラマから出ている隔月刊雑誌「ネムキ」に連載されている「低体温妖怪漫画」の新刊。

百鬼夜行抄は現在12巻まで出ているがほぼハズレがない。
長期連載にも関わらず、一定のクオリティで書き続けられている稀有な作品である。
(絵は荒れてきた感があるが)

主人公の霊感少年(もう青年ですね。。)飯嶋律とその家族(妖怪含む)のお話。
一見おどろおどろしい物語、と感じられる方もいらっしゃるかもしれないが、
中身は「動物のお医者さん・妖怪バージョン」みたいな感じ。

読んだ事がない方、損してると思います。

収録話
・白い顎
・夜泣きの桜
・水辺の暗い道
・蜘蛛の糸
・山姥

8〜9巻あたりでストーリーの運び方に切れがなくなっていた感があったが、
前巻、そして新刊とまたストーリーの切れが非常によくなってきている感じがする。
個人的に好きだったのは「白い顎」。律とお父さんが切ない。
しかし、司に彼氏が出来ていたなんて(W。
律も「水辺の暗い道」に出てきた「ふしさん」とちょっといい感じだった気がする。

少女漫画だと思って敬遠している男性にも絶対にオススメです。
BS漫画夜話でも珍しいぐらい出演者全員が絶賛しておりました。
あのいしかわじゅんまでもが珍しくも絶賛。

帯のコピー

四季折々に妖魔あり!!
妖魔と共存する飯嶋家の
愉快で、怖い日々を恐怖とユーモアを
絶妙にブレンドしながら描いた人気シリーズ

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Posted by otama at 22:24
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コメント

お、新刊でていたんだ。
さっそく買いに行かなくちゃ。
11から結構間があいていたので、出ないのかなあと
待ちくたびれていました。

あ、ちなみにですね、
波津彬子 「雨柳堂夢咄」のシリーズもええですよー
これぞ、浪漫ですじゃ

Posted by: MAO at 2004/10/21 00:38

新刊、ストーリーの出来よかったですよー。
隔月刊の連載だから、大体1年待たされるようですね。
毎年秋に出る感じみたい。

雨柳堂夢咄、読んだ事ありますー。
同じネムキに連載ですよね。
いずれまとめて読みたいと思ってます♪

Posted by: otama at 2004/10/21 19:59
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