2004年9月 4日

ベタベタと言うこと

なんか、最近は純愛ブームだそうで、
ブームってついちゃうと大量消費されてあっという間に飽きられる、というイメージが
私の中で完全に出来上がってるんですが
そもそも「純愛」が「ブーム」になるってナニヨ。
もー、全然ワカンナイ。

純愛ブームって言葉を辞書で引いてみると

純愛
邪心のない、ひたむきな愛。

ブーム
(1)ある事が爆発的に流行すること。急激に盛んになること。
「ベビー-―」「―に乗る」

ってことは、今まで欲に塗れた邪心だらけの愛を貪っていた人々が
邪心のないひたむきな愛を欲しがっている、ということなのか。
欲しがるって事自体が欲なのではないだろか。
しかもブームだから使い捨て。

とか、語感だけで「解せないブームである」と頭を捻っていたら
「純愛ブーム」じゃなくて「純愛ものブーム」だったんですね。

ちょっと前からワイワイ言われている
世界の中心で愛を叫ぶとか冬のソナタ(一連の韓国ドラマ)とか
読んでないし見てないからよく知らないけど
アレっすよね
「付き合ってた彼女が白血病」とか「スレ違い”君の名は”」状態、とか
そーゆー奴ですよね。
70年代頃散々やってた奴。赤いシリーズとかで。
ベタベタな展開のやつ。

ベタベタな話ってやっぱり安心感があるんですかね。
展開は読める、オチも読める、でも恋愛もの(悲恋中心)だからドキドキ出来る、
そして重要なファクター「泣ける」。
ふぁーーーーーーーーーーー。
ワタクシが尤も見たくない種類のモノではないか。

数年前にFFのゲームデザイナーが巨額を投じて映画こさえた挙句に大ゴケして
スクエアの財政を一気に傾けたことがあったけど
あの話も安易だったと聞く。(スクエア及びFF嫌いなので未見)
そのとき見た人の感想の中で
「人が死ねば感動か?チューすりゃ愛か?」と言う見事なまでの批判があったが
(私がスクエア嫌いになったのも、その安易なストーリー展開故でありました)
そういう安易さ(ベタさ)を私は憎む。
万人が安心して見れるものに面白いモノなんかねーだろ。
泣けたから感動した、ってのはまやかしに過ぎないだろ。
人を死なせて泣かせるような安易な泣ける話なんざ
チラシの裏にでも書いてろって感じだ。

まぁ、今例に出したモノは全部未見なのでまるで説得力ありませんが。

だって批判するためにお金使うのもったいないんだもの。


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Posted by otama at 23:30
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