ソフトとタッグを組んで戦う電王戦タッグマッチ。
去年は、電王戦に出た5組がそれぞれ対戦したソフトとタッグを組んで戦ったエキシビションみたいな感じだった。
今年は、今春に電王戦に出た人たち(除く豊島七段・タイトル戦挑戦中のため)&ひふみん、高ミッチー(ベテラン)、西尾ティロ、中村太地+A級のシードで久保さん、サトシン(ギター)を加え、3日に渡る開催となった。
今日は予選A組でした。
色々な「はじめてのこと」が採用されていたのでトラブルも多く。
去年は、PCを操作する人(開発者)が対局者の横にいて、相談しながらやってたのですが、
今年はスカウター(メガネ?に評価値がうつり、また自身がタブレットで先の手を検討することも出来る。
そして、頭に脳波計も装着されていて、どういう集中具合か、リラックスしてるかどうかがわかるという。
おサイバー。
ただ、決勝前まで、サブウィンドでは、天井カメラ、会場引き絵、脳波*2という按配で、肝心のソフトの読み筋画面がなかった。
これは、ちょっと不満だったのですが、ニコ生の偉いトコは「改善出来るトコは素早く改善」。
決勝では脳波計は消えて、読み筋画面になってました。
引き絵は要らんので、なんとか5画面映すことは出来ないのかなぁ、次回に期待。
後、スカウターが2回ほど動作不能で途中で試合がストップしてましたね。
勝負の内容は、というと、初戦の太地VSひふみんは、皆の予想通りひふみんが全くCOMを見ず、太地の勝ち。
最初上記のおサイバーなグッズの数々を見せられた時、解説者も観客も全員が「ひふみんにこれらのおサイバーグッズが使いこなせるのか。。」と、まるでおじいちゃんを心配する孫のように心配したものでした。
おじいちゃん、使いこなす気、更々なかったみたいですけど!
最終的には、モリシタ集めでお馴染み(誰も馴染んでません)の森下九段と中村太地六段の決勝戦になりました。
これが熱かった。
っていうか、途中まではかなり平行線だったんですが、30秒将棋になって急に激しくなり、一回森下九段が勝ちかけた(詰みがあった)のですが、それに気付かず詰みを逃し、逆転模様に。
その後、入玉を絡めつつ延々と30秒将棋を重ねている途中、COMがバグって突然終了。
「後はご自身のお力でどうぞ」と急に突き放された感じになり、見ている方も手に汗握る状態に。
最後は、入玉で自玉を安全にさせた森下九段が勝ちました。
熱かったよ!
私は個人的に森下九段を応援してた(電王戦第四局でファンになりました)ので、勝ってくれて嬉しかった。
予選B組は、23日の秋分の日に行われます。
サトシンと光瑠くんが楽しみです。
今回の数々の不具合がどう改善されているかも見ものですね。
不手際は不具合などはてんこ盛りだったけれど、結果楽しく見れたし白熱したし、面白かった。
っていうか、バグった、と思った瞬間森下先生は焦ったらしいですが、それでもすぐに頭を切り替えて勝負に臨み、勝ち切ったのは素晴らしかったなぁ。
普通の人なら絶対パニックになって頭真っ白になると思う。
後、タブレットとかも、若い太一くんと同じように使いこなしてたし、頭柔らかいんだろうなぁ。
トラブルが起きて、なんか「あるまじきこと」みたいに怒ってた人もいたけど、気持ちもわからんでもないが、トラブルもまとめて楽しんじゃった方が、生きてて楽しいと思うよ。
こういう娯楽なんだから特に。
人はミスるし、機械はバグる、と。
あー、楽しかった。