昨日から「泣き虫しょったんの奇跡」という本を読んでいた。
プロ棋士という職業は、過酷な修行時代を経てなることが出来る。
奨励会というプロ養成のような機関があり、まず、試験を受けて奨励会入り。
その後、21歳までに初段、26歳までに四段になれれば晴れてプロ入り。
三段で年齢制限に引っかかり、涙を飲んでプロ入りを諦める人がとても多い。
この本の「しょったん」こと瀬川晶司五段は、一旦26歳の年齢制限で奨励会を退会せざるを得なかった。
その後、サラリーマンを経て、アマチュア大会(プロとも戦える棋戦がある)でプロをたくさん負かして、今まで奨励会でしか成れなかったプロ入り以外の道を切り開いたのである。
通常は上記に書いたように奨励会のみがプロ入りの道であったのだけれど、
瀬川氏は年齢制限にとらわれない方法もあってもいいのでは、と嘆願書を出して、連盟(日本将棋連盟。プロになると、この連盟所属となる)に奨励会以外のプロへの入り口を作った。
将棋自体が歴史があるものなので、改革とかがナカナカ難しいらしい。
瀬川氏の嘆願の時も、その方法に反対するプロ棋士も多数いたという。
しかし、その中で「その道(奨励会以外の道)も連盟は本気で考え取り組むべき」と意見を述べた棋士がいたと。
なんと、それが羽生さんであった。
私は本読みながら、「かっけーーーーーーーーーーー!」と叫んだね。
ああ、羽生さん。いや、羽生たん。
アナタやっぱりカッコイイよ。
胸がドキドキしました。
でも、王位戦は、一基を応援します。
ごめんね、羽生たん。