2011年11月27日

ノーアートノーライフ→NESS

知らない間に、昼芝居、夜ライブ、という事になっていた。

気づいたの、一昨日ぐらい・・・・。

ダブルブッキングじゃなくて本当によかった。

っつーことで、ナイロン久々の千秋楽(多分Y.M.G以来な気がします)。

ノーアート・ノーライフは、私がナイロンを見るのを復活する前に上演された芝居なので、生で見るのは初めての芝居ですが、DVDで何度も何度も見た芝居です。

何度も見るぐらい好きな芝居でした。

なので、今回の再演は非常に嬉しく、また、男芝居なので「アレが出るのではないか」という心配を全くしなくていい芝居で、気持ち的にもラクでした。

キャストもほぼ入れ替えナシ(大山さん→喜安さんの入換えのみ)で、テイストは全く変わってなかった、ものの、流石に10歳年をとって、ぬっくんの年齢は「59歳」となってました。

舞台はフランスのパリ、モンマルトル。日本人のうだつの上がらない芸術家たちが集うバーで起こる、シチュエーション・コメディ。

アートですよ、とか、芸術ですよ、とかご大層な口を利く割には、作品は全く売れず、日本人だけでかたまって、夜毎酒場に集うダメな男達。

の、話、なのですが。

考えると、そこに集う男達は、売れない、うだつの上がらない、才能が多分ない人たちが大半なんですけど、ちゃんと「自分が表現したいもの」は持ってるんですね。

あら、それだけでも、「表現欲だけ強いけど、表現すべきモノがない」私より、よっぽど上等だわ、と気づいたです。

それはさて置いて、自分の絵が意図せぬ方向に売れてしまったり、女に捨てられたり、ワケわかんなくなって薬やったり、贋作作りが異様に好きだったり、色々問題アリの男達がとてもかわいらしい。

オケタニの言うところの「いとおしい」んです。

人間臭い、というか。

世の中の人たちは、大抵が「芸術的才能」などは持ち合わせておらず、概ねこの芝居に出てくるような人々であろう、と思う。

だけど、世に認められたい。自分の表現を評価されたい。

そういう欲って、大体誰にでもあると思う。(ない人もいるけど。羨ましい限りです。私はあります。表現すべきものはないのに、欲だけある。ちっちぇー)

そこが人間臭いなーって思う。

かわいい。

誰でもそうやって生きてる。色んな波に揉まれながら。

そういう芝居でした。

やっぱ好きだな、この芝居。

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夜は、NESSのライブ。

NESSは、何というか、私にとっては「重たく正当なバンド部」と「キラキラシンセ部」ががっぷり四つでぶつかる、という印象のバンド。

聴いてて気持ちいいんですよね。

三浦さんは「みんな唖然としてる」とか言ってましたけど、私には純粋に気持ちよく感じますです。

とは言え、曲なさすぎw

アンコール含めず、1時間15分とか、ドコの外タレライブじゃ、と思う。(gdgdMC含む)

次回ワンマンがあるなら、もう少し曲を増やしましょう。

コスパも重要よ!

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ってなワケで、充実した一日でございました。


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Posted by otama at 23:08
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コメント

偶然おんなじ回を観てました~w

「ノーアート・・・」はたしかにナイロンの中ではハートウォーミング系(あくまで系w)な方ですよね。基本的には人畜無害な(○○や××はするけど・・・)ダメ男たち。

初演のとき直前の公演だった女芝居、「すべての犬は天国に行く」が狂気に満ちた凄惨な話だったのとは見事なまでの対照をみせてますよね~。

Posted by: puku at 2011/11/28 12:10

>pukuさん
おお、またもや偶然にw

ノーアートは、ああ、こんなでもいい(よくないけどw)んだなーと思わせてくれるというか。
矮小なダメ男子たちがいいですよね。
ほっこりしますw

全ての犬とは確かに好対照でしたね。

Posted by: otama at 2011/12/02 11:26
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