先日、会社で仕事をしていたら、伝令が回ってきた。
「社長の親戚の方がいらっしゃるかもしれないので、いらっしゃったら立ち上がって挨拶するように!」とかなんとか。
親戚って。
それってあんまり関係ない人じゃね?
あまりのバカバカしさに、うっすら微笑がこぼれる。
そして、まぁ懸命に仕事をこなしていたら
周囲がざざざっと立ち上がる、ただならぬ気配が。
ああ、来たのか。
そして、それなりに組織の一部であるので立ち上がる。
で、誰か一人でも、伝令出したやつでもいいから先導切って声出せばいいのに
誰もが無言であるからして、張り詰めた空気だけが残り
パラパラとお辞儀する人、直立不動で無言の人、など
なんとも異様な光景が繰り広げられた。
親戚の人、とは人のよさげなオバちゃんであったが
あまりの異様な空気に、曖昧な笑みを浮かべつつ、後ずさりしてその場を後にした。
ああ、バカみたいなり。
面白すぎて、また変な微笑を浮かべる私であったのでした。
サラリーマンって面白いなー。