2009年10月10日

バリ・ウブド 3泊5日の個人的点検隊 〜バリラストDay 後編

写真アップロードしつつ、文書きつつの更新でしたが
カフェワヤンでのキャンドルがこの旅最後の写真でございます。

後は文章だけで終わりまで引っ張る予定なのでご用心(何に?)

さて、前回の続きから。
店にはキャンドルが灯りだす時間。18時ごろ、だったと思う。
ホテルへの迎えは20時半だったので、まだまだ余裕だね、なんつって
2杯目のお茶を頼んだりしてゆっくりと体を休める。
そして19時ごろ。
そういえば、夕食をどうしようか、と言う話になる。
今食べるのはおなかが空いてなくてちょっと無理。(ケーキも食べたし・・・)
しかし、空港で飛行機待ちをしている間に絶対におなかが空くはず。(飛行機は深夜0:30離陸予定)
「バリの食堂では、ブンクス(持ち帰り)をしてくれるって聞いたよ。ココもやってくれると思うよ」と私が言う。
私はなんだか胃の消化の働きが弱ってる感じがしたので、カフェワヤンのパンを持って帰ろうかな、と。

持ち帰りの用意に時間が掛かったら怖いので、店員さんを呼んで「ブンクスは出来るか?」と聞くと
「もちろんですとも!」的な返事。

トモダチは、ナシゴレンを注文。私はパンを持って帰りたいといい、2個選んだ。

すると、10分もしないうちに「お待たせしました〜〜〜♪」みたいな感じでホカホカのナシゴレンがハコに入って目の前に。

「はや!!!!」

で、「持ち帰り」というとすぐ帰るんだろう、と言うムードが漂い始めたので
「もう少しいてもいいかな・・??」と確認。OKの返事。

アブねー。

そして19時半過ぎに「ココからホテルまでは10分とかそこらぐらいだけど、車が出払ってたり色々あるかもしれないから、そろそろ迎えを呼んで貰おうか」とトモダチと話し合い(早め早めの私たち)店の人にホテルの名刺を渡してお迎えをお願いする。

快く引き受けてくれて3分もしないうちに戻ってきて「車来たよー」と。

え!何!?いくら近いとは言ってもそんなに近くはない。
3回ぐらい聞き返した。

「オールレディ?」「オールレディ」「マジでオールレディ??」「オールレディ」「まじかよ」

あわてて身支度し、靴を履き、外に出ると車が。
バタバタと乗り込み出発。

運転手さんは日本語が出来ない人だったので通じなかったけど
「超能力?超能力なの??瞬間移動??瞬間移動って英語でなんていうんだっけ?」と驚きを隠せない私たちでありました。
バビル2世の歌まで車内で歌う始末。
そして、ザ・フラーイ、とか物質転送機にまで話が及ぶ。

しかし、途中でからくりに気がついた私たち。
カフェワヤンとアラムジワは系列店で制服も同じだった。
そして、この車は、カフェワヤンにあった車で、アラムジワに送ってくれた、と言うことでございました。

あー、しかし驚いたぞ。

で、思ったより早くホテルについてしまった私たち。
戻ってトイレに行ったウスさんの顔がサッパリしている。
「顔洗ったね?」「洗った」「いいアイディアだ。真似する」

ってことで私も昼間のギトギト肌とさようならし、サッパリした。

迎えが来るまでまだだいぶあるからフロントで過ごさせてもらっていると、
アラムジワホテルの偉い人、と思われる老齢のおじいさんから「コーヒーでも飲むか?」と。
そういえばココに来てから「ある」と聞いてたアフタヌーンティのサービスを一回も受けていない。
という事で、トモダチはコーヒー、私はお茶を頂くことにしたらば。
出てきたのはケーキとセット!

ああ、益々夜におなかが空く気がしないよ、と思いつつお心使いありがたくいただく。

お茶を飲みつつ、時計を気にしたりして迎えの時間20時半を回っても迎えの人は来ない。
20時40分を過ぎた頃、不安になってきて「ねー、迎えの人遅くね?」とトモダチに。
「そういえば、遅いね。」
「忘れられてないよねぇ?」
不安になってそういう話をしていたら。

「忘れちゃってるのかもねぇ」と、先ほどから隣のテーブルに座ってた
アラムジワの制服にちょっと似た青いシャツを着ていた男性が声を掛けてくる。

「ムジさん?????」
「そう。」
「顔違わない???」(トモダチ指摘)
「今日髪切った」
「もーーーーーーー!!来てるなら早く言ってよ!!」
「お茶飲んでたから、待ってようと思って」

本日3度目のビックリ。
あまりにナチュラルに入ってきて、声も掛けずに座っていたから
アラムジワの従業員の人が休んでるのかと思い込んでた・・・。

では、空港まで出発だーー!!!ってコトでホテルの人にお礼を言い、
部屋の係だったカデさん(カエデさんと憶えた。途中で「えっと・・モミジさん?」と記憶がすりかわったりもした)によろしくお伝えください、と言い残して、いざ車へ。

車の中では「ドコへ行ったか?」とか「ムジさんの観光ガイド キンタマーニ高原編、10日ぐらい前(多分シルバーウィーク頃にものすごい雨が降って、高原に行っても何も見えず車を出たら周りが真っ白で『わたし、ビックリした』」と言うビックリ話や(今日はビックリ話には敏感よ)
ムジさんはデンパサールで暮らしていること、デンパサールの食べ物はあまり良くないこと、特に油や魚が古いこと等色々と面白い話が聞けた。
デンパサールはホテルは新しい油を使ってその使い古しの油を食堂などで使うそうだ。
油は古くなったら黒くなるけど、置いといたら黒いのが沈んで上澄みは新しそうに見えるから
そういう風にして、ガンガンに使いまわすから、食べた時はおいしいけど、2〜3時間後にはおなかが下るのだそう。
ムジさんは自炊(家族が作ってるのかな?)してるって言ってた。

ムジさんが古い油や古い魚(鮮度が悪い魚)のことを「昔の油」「昔の魚」と言っていたのが面白かった。
昔の魚って、シーラカンスかよ、と心の中で突っ込んどいた。

空港の飛行機のカウンターまで送ってくれてムジさんともお別れ。

チェックインのカウンターで、仲本工事似の係員にすごくナチュラルに「ボーディング 1:00AM」と言われる。
OK、と答えたが、予定では0時半に出発するのに、何故搭乗が1時?

ああ、飛行機がナチュラルに1時間遅れている。

コレが南国。

そう思いつつ、荷物検査や出国手続きなどをつつがなく終え、割と質素な空港内へ。
実はルピアが結構余っちゃって(50万ルピアぐらい余ってた)
ちょっとは使っておかないと、と街では見るだけで買わなかったCD屋に行って
ガムランとジェゴグのCDを買う。

店のおばちゃんに「ガムランのCDが欲しいんだけどオススメはどれ?」と聞くと
1枚のCDを掛けてくれて、その曲にあわせてちょっと踊りながら歌ったりしてて
本当に彼女のお気に入りなんだ、と思って素直に買うことに。
ジェゴグは有名な人(日本で調べた時に写真見た人だった)のを出してきたからそれを。
1枚10万ルピア。
ちょっと高いな、と思ったけど、日本でCD1000円もあんまりないので(アヤシイヤツ以外)お買い上げ。

後は水買って、空港内の喫煙所近くのいすに陣取る。

その喫煙所(ガラスのハコ)が、どうも換気がすごく悪いらしく、
見ていると入ろうとして止める人や、顔の前で手を振りながら出てくる人などが多々。
いすの近くにあったレストランでお酒を飲んでいたネイティブアメリカン的な風貌の人は
出てくるときに「らいく あ ふぁいやー!」とか連れの人に大声で報告する始末。
「一体どのくらいひどいのかわからないけど、中々入るのに勇気がいりますな」ってな話をする。

ボチボチおなかが空いてきたのでトモダチはナシゴレンを私はパンを。
食後に交代でタバコを吸いに行ったら、そう大したことはなかった。
っていうか、クアトロの喫煙所よりマシな感じ。

クアトロの喫煙所はすごいですから。。。

いすの近くに日本食の店「福太郎」があって、「帰りに日本食食べる人っているのかなぁ」とか話してたんだけど、
その後、ムジさんの「デンパサールの昔の油っていう言い回しが面白かった」という話をしていたら
前に座っていた日本人カップルの女性の方がバッと振り返って
「すみません!!会話が気になっちゃったんですけど、油悪いんですか?さっきそこの店でてんぷら食べたんだけど、すごく不味かったんです!!!」と声を掛けてきた。
「あ、日本食食べる人いるんだ。。」と思いつつ「街中とかではあまり良くないみたいですねー」なんて先ほどムジさんに聞いた話を織り交ぜ受け答えしつつ、「ややオモシロだわ」と思う。

そうこうしているうちにゲートまで来い的なアナウンスがあったので、機内に持ち込む水を買ってからゲートへ。

ところが。
荷物検査アゲイン。
そして、「水、ダメよ!!」と叫ぶ女性職員。
「一体何回荷物検査すれば気が済むのだろう」とつぶやいたら
前に並んでいる男性が「ホントに、ねー」と同意。

買ったばかりの水は捨てさせられ、カラカラの空気の中で更に1時間ほど待つ。
せめて中で水売れや、と本気で思う。

皆さん。デンパサール空港は(2009/9/30時点)2度の荷物検査があります。。
気をつけてください。。。

1時に搭乗が始まり、機内の人となった私たち。
前回の教訓を生かし、離陸後水を貰い、薬を飲み、おかげさまですぐに眠りに落ちた。

機内で眠れると飛行機の中の時間が短いよ、ママン!!!

当たり前の話だが、今まで私が経験したことのない短さであった。

ぴったり1時間遅れで成田に着いたのだけど、西日暮里に用事があった私は
余裕を持って時間を組んでいたと思ったんだけど、タバコを一本吸った後バタバタとトモダチと別れた。

という事で、旅日記、おしまいでございますー。

写真がないと楽だな。

---
家の帰り道にあった個人でやっていたっポイ100円ショップが閉店するそうだ。

これから先100円のモノが欲しい時はドコへ行けば?
駅の反対側?

うぇぇ、めんろくさーい。


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Posted by otama at 20:40
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コメント

長期連載お疲れ様でした♪いろいろと楽しませて頂きました☆
つうことで今度はオレがバリではなくパリへ行ってきます⇒

Posted by: Thunder Rider II at 2009/10/11 02:40

終わっちゃった〜。
楽しく読ませて頂いてました。
私もますます故郷に帰りたくなりました。

Posted by: うじゃ。 at 2009/10/11 19:31

>Thunder Rider II さん
どーもご愛読ありがとうございましたw
そして、出張お気をつけて〜。

>うじゃっち
楽しかった?ならよかったけどー。
バリは何度も行きたくなりますねぇ。
魅力がある土地です>ウブド

Posted by: otama at 2009/10/12 01:52

旅行記、いままとめて読みました。
良い旅だったようですね。お疲れさまでした。
自分も以前行ったことがありますが、ウブドのライステラスの風景はとても美しかったです。
otamaさんの旅行記を読んでいたら、また行きたくなってきました。
ナシゴレン食べたい〜。

Posted by: カオル at 2009/10/12 18:33

 面白かったです。自分がウブドゥに行ったときのふる〜い記憶が甦ってきたり。
 ライスフィールドに行った日の話が妙に味がありました。

Posted by: Poppy at 2009/10/12 22:33

>カオルさん
どうもどうも。ムダに長い旅行記完読ありがとうございます。
みんなバリ結構行ってるんですね。
ウブドは田園風景が本当にきれいですね。

ナシゴレン、私も食べたい。

>Poppyさん
完読ありがとうございます。
古い記憶はあのおじさんとの記憶ですねw

|ライスフィールドに行った日の話が妙に味がありました。

どの辺に味があったのだろう。やっぱり田んぼに右足落ちちゃった辺りかしら。

Posted by: otama at 2009/10/12 23:04

行ったことなかったけど、読んでたら行ってみたくなりました。いつか旅する日のために、「2度の荷物検査」、胸に刻んどきます。

Posted by: もぐら at 2009/10/13 01:53

>もぐらさん
行ってみてください。楽しかったです、ウブド。
2度の荷物検査も心に刻んでおいてください。
買ったばかりの水を捨てる羽目になります。。。

Posted by: otama at 2009/10/13 23:03
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