さてさて、この夏休み私を金沢に駆り立てたのが
ロン・ミュエックの展覧会です。
現代美術のロン・ミュエックは金沢二十一世紀美術館に日本初のお目見えでした。
話によると、次はいつ来るかワカンナイってことで
友達を誘ったら興味を示したので行って来たんです。
全35点の作品の中から金沢に来たのは7点。(どこかで13点と聞いていた気がしたけど、真っ赤な憶え違いであった)
・Mask II
・Mask III
・Man in a Boat
・In Bed
・Wild Man
・A Girl
・Spooning Couple
大きいのも相当よかった(大きいのの中ではIn Bedが好きだった)が
小さいものの方がより好み。
曰く「スーパーリアル」なんだそうだが、なんつーかな
「ヤナとこ見てるなぁ」という感じ。
無駄毛の生え具合とか、無駄毛の処理跡とか、肉のたるみ具合とか。
いわゆる巷に溢れる「美」というモノとは対極にある感じ。
だからこそのスーパーリアルなのであろうか。
あらー、このヒト足の爪切ってないね、とかそういうリアル。
毛とか静脈とかがこのヒトのキモなのね。
口から漏れるは「うへぇー」という感嘆ともなんともつかない声。
ベッドに寝ている女のヒト(巨大)は、とても物憂げな表情をしていたが
多分重大なことで物憂げなのではなく、
「雨降ってるから洗濯物出来ないわ」とか
「ダンナの帰りが遅い」とか、そういう日常レベルでの物憂げなのではなかろうか、と友達と予想。
そういうリアリズムがあったのだった。
とても面白かった。
また日本に来たら是非とも行きたい、ロン・ミュエック。
八月末までですが、興味のある方は是非。
金沢だけど。
興味あるけど力いっぱい行けません(-∀-)
Posted by: ニガコ at 2008/08/14 23:34ネットでしか見たことがないけれど、すごいですねー。
作家ってたいていそれぞれのスケールがあって
大きいものだけとかミニチュアとか限定して活動しそうなもんだけど
この人は違うのね。
この目を持つひとは幸せなのかとか思っちゃったのは
計り知れない才能って狂気と紙一重って気がしたから?
>ニガちゃん
金沢、楽しかったんでいつか行くといい。
>なおちゃん
作成途中とか見たけど、
なんつーか、変態っていうか、偏執狂って感じだった。
そういう感じがないと、こういうのって作れないだろうなーとも。
だって、見せたくない部分ばっか見てる感じ。
鼻毛とか、そういう類の。