2005年3月18日

人権擁護法案と言う名前

言わば、糖衣の青酸カリ?
味は甘かったけど毒なのね、みたいな。

マスコミへの規制が凍結されたんで
ニュースでは殆ど取り上げられてない所がまたキケン。

問題点をわかりやすく語っているサイト
サルでも分かる?人権擁護法案

人権擁護だったらイイじゃない?と言う
パッと見の名前に騙されないよう気をつけて。

正露丸糖衣ならぬ青酸カリ糖衣なんだって、コレ。
詳しくは「サル人」のQ&Aを読んで
ご自身で判断ください。

や、危ない法案だと思うね、実際。
マスコミの枠をとりあえず外して「騒がれないようにしてる」ところも
かなり意図的に見える。

問題点
●正当な批判さえ差別取られる可能性がある
●テレビやマスコミでほとんど取り上げられてないため、国民のほとんどが知らない
●差別の基準があいまい、(人権擁護委員会が好き勝手できてしまう)
●わざわざ新しい権力機関を作ること(新たな権力機関なんて必要ないだろう)
●人権委員会の行動を監視、抑制する機関が存在しない
●インターネットを潰す事によるマスコミの情報操作能力の向上。よってマスコミの曲解報道に一切対抗できなくなる (マスコミの情報規制ができるので議員の汚職及び犯罪隠蔽が容易になる
●表現を厳しく取り締まることによる、アニメ、漫画、ゲーム、小説、映画、テレビ、お笑い、音楽、ドラマの衰退(当たり障りのないものしか作れなくなる)
●特定の人権を過剰に守るという事はそれ以外の人権を踏み躙る事に繋がります。

危ないねぇ。ホント危ない。
そういや、昔、「四つ葉のクローバー」って言う単語を使ったら
某団体から脅しに近い抗議が来たって話聞いたことあるけど
それが国家レベルで行なわれるわけやね。

ポイズンですよ、ポイズン。
頭の中でソリマチが歌ってます。

今日、自民党法務部会で3回目の見送りとなったんだけど
あくまでコレは「見送り」。

アンシンしてはいけない。

奴らのことです。
一旦見送りにしといて、騒ぎが収まった頃合を見計らって
そっと通して、後は数で国会で強引に通す可能性大。
今までずっとそんなテ使ってきたじゃないですか>らいおんはーと党

私は基本的に、「団体になって何かをする行為」と言うのが嫌いなんです。
人間は集団になればなるほどヒステリックな方面に向かって行くから。
塊で走ってたら、道間違えても気付かない。
加速がついてるから、間違えた方面にガンガン走っていってしまう。

けど、今回は署名ぐらいしてみようと思ってマス。

署名運動のHPはこちら。(一応〆切りは3月末まで)

皆様も、どーか、ひとつ。


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Posted by otama at 23:55
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概要 名前がなぁ・・・・
ウェブログ:
時刻: 2005年3月23日 13:17
コメント

す・・・・すみません。サル以下らしい私に教えて下さい。

「人権差別」ってなんですか?

言葉のニュアンスとしての、ぼんやりとしたイメージでしかわかりません。
いったい、具体的になにをどうするのが「人権差別」なんでしょう?

ていうか、こういう法案が通りますと、物事の多面的な意見って封殺されちゃうんでしょうねぇ。
一見、人権擁護なように見えても、違う視点に立つと、人権擁護という虎の威を借りての他者の人権を踏みにじっている行為って結構あると思うんですよね。
先に大きな声で「人権侵害だ!!」って叫んだほうが勝ちですか? って感じ?

なんとも、よく分からない謎な世界です。
で、人権とかもろもろのいろんな活動をなさっているお話に触れる機会がよくあるんですけど(個人的にはそういう活動には関わりはないです。)非常に曖昧ですね。
なにをすることが人権侵害なのか? という明確なスタンスがない。
そりゃそうでしょうね。
だって、人権なんて、ドミノみたいに繋がり合った人間関係の「個」の権利でしかないんだもの。
右からみたら「侵害」でも、左からみたら「逆」だったりするような現象に、確たる「1+1=2」というような法則性を持たせようというほうがおかしいのかもしれないですねぇ。

あ、だからといって「人権擁護」が必要ないとか意味無いとはいいません。
社会的にそのへんの明確な定義・意識づけができてないのに、明瞭なままで「擁護法案」というものを通すのが間違いだと思います。

Posted by: MAO at 2005/03/19 17:51

>MAOさん
この法案の危ない所は
やっぱ名前だと思うんですよね。
「人権擁護ならイイ事じゃん」みたいな印象を与えます。
内容全然違うのに。

私も人権擁護が不必要だとは考えてません。
擁護すべきものだと思いますが
この人権擁護法案には反対ですー。

>ていうか、こういう法案が通りますと、
>物事の多面的な意見って封殺されちゃうんでしょうねぇ。

まさにこの点だと思います。
筒井康隆のテンカン事件みたいな事が
さらに性質の悪い形でガンガン起こりそう。

現在は、
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050319ia01.htm
「外国人の人権擁護委員「国交ある国」に限定」とか
論点をずらして(多分拉致ギ連からの反対対策だと思われる)
再度法案通過を狙っているモヨリ。

ちっがーう!って感じッス。

声がデカイもの勝ちで、
しかもその声がデカイ人に対して
「やや、もっと冷静になりなよ」と言う機関が用意されないところが
とってもコワイですね。

Posted by: otama at 2005/03/19 22:06
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