インプレス記事より。
事件の発覚から顛末まではセキュリティホールmemoをご覧下さい。
東芝によるとネットdeナビ対応のRDシリーズでは初期状態で、外部からユーザー名やパスワードの入力不要でアクセスできる設定になっている。そのため、外出先からDVDレコーダにアクセスできるようルータの設定を変更している場合などでは、不特定のPCから不正にアクセスされ、RDシリーズをプロキシサーバーとして経由し、コメントスパムなどのデータを送信させられてしまう可能性があるという。
やー、やっぱりネットワーク家電って
こういう危険性があるんですねー。
記事を読むと
東芝は対策として、ソフトを最新版にバージョンアップすることとセキュリティ設定を「あり」に変更することを呼びかけている。セキュリティ設定を「あり」にすることで、外部からアクセスする際にユーザー名とパスワードの入力が必要になり、不正アクセスを防げるようになる。
セキュリティ設定がついてるだけでもマシだったのかも知れない。
けど、あくまでパッチ(ソフトのバージョンアップ)を当ててからONにしないとダメみたいよ。
実際にコメントスパムの被害にあった方のblogはこちら。
HDDレコーダにサーバ機能がついてて
Webから直接アクセス出来るよーになってたみたいネ。
しかもマニュアルには
本体セキュリティ
「使用する」: パソコンから本機にアクセスするときに、本体ユーザー名と本体パスワードの入力を必要とします。
「使用しない」: パソコンから本機にアクセスするときに、本体ユーザー名と本体パスワードの入力は必要ありません。
本体ポート番号
「80」: 通常は設定を変える必要はありません。うまく接続できないときや、機能の一部が働かないときに、2000〜10000の間で変更します。
HTTP プロキシポート
「80」: 通常は設定を変える必要はありません。変更が必要なときだけ、1〜65535の間で設定します
コレではまるで80で公開しろ、と言わんばかりではないだろうか。
セキュリティホールmemoによると、
東芝に問い合わせた所
弊社では、RDを外部公開して使用することは推奨しておりません。
という返事だったそうだが、マニュアルにはその旨ちゃんと書いてあったのだろうか。
もし書いてあったとしても
「家電」として使っている人にとっては、「便利そうだから」と使ってしまうに違いない。
私でもそんな便利な機能あったら使う。
まぁ、多分パスワードは掛けるだろうけど。
これから先、IPv6に完全に移行したら
ネットワーク家電がワサワサ出てくる、と予想されていたけど
(ってか、IPv6ってどうなってるですか。勉強不足なせいで全く耳にしなくなっちゃったんですが。)
セキュリティをなーんにも考えてない企業が
セキュリティホールをバコバコ開けた家電をバンバン発売するんだろうね。
スパマーにとっては踏み台し放題のいい世の中になるのかも。
ああ迷惑。