筒井康隆の断筆宣言解除後の最初の短編集
エンガッツィオ司令塔を読了。
とても今年70歳になるオジイチャンが書いたとは思えネェ。
いや、書いたのは断筆宣言解除後だから(中に書き溜めておいたものも含んでいる)
そいでも60は超えていたはず。
筒井氏をオジイチャンと括ってしまうのは抵抗がありますが
一般的に見たら「丸くなってきてしかるべき」なお年であることは確かなわけで
でも世の中には「丸くなってしかるべき」なお年などない!
と筒井氏に怒られた感じがした。
もー私なんか丸くなりまくりですよ。(多分)
世の中尖がってる方がイイ、とは言わないですが
丸くなって欲しくない、と願う人が少なからずいるわけで。
その先頭にいるのが私の場合筒井康隆。
中に「猫がくるものか」という
ドラッグを扱った小説があるのですが
その中に「中島らも」の名前が出てきたのが感慨深かった。
私が一番面白いなぁと思ったのは「乖離」。
スカウト業である主人公が街でスカウトした
信じられない位の美貌の女性の口からくり出てくる
下品な言葉の数々にうわぁぁぁという感じであった。
最近の筒井に触れてない方は是非おひとつ♪
ちゃんと書けばいいんじゃないか!
Posted by: 酢鶏 at 2004/09/29 11:51筒井氏はちゃんと書いてるよ!
ってか、全然最近じゃない>エンガッツィオ
年取ると「最近」のスパンが長くなるよ。トホホ